「美容アドバイザー」として多くの人たちの肌をきれいにしてきた佐伯さん。その美と成功の秘密が、清々しく、きっちりと書いてある佐伯さん初の生き方本をご紹介します。
佐伯さんの生き方は、「美容に集中できるなんて、時間とお金に恵まれた人よね」というイメージを根底からくつがえすようなもの。幼いころから、ご家庭の事情で居候生活をされていたそうです。最愛のご主人が亡くなられたときの悲しみを乗り越えた強さ。髪も20代から白髪が生えてしまったそうですが、紫に染めて、今ではトレードマークに。「美しさ」のためには、毎日の丁寧なお手入れにも相当の努力が要りますが、それよりも、どんなことにも立ち直る心の強さが必要だと思わずにはいられません。生き方の強さ、美しさが人を、本当にきれいにするようです。
そして佐伯さんは、人の気持ち、行動心理によく気がつきます。その感性が、美や生き方、そして実際の仕事の業績に大きな成果をあげているのでしょう。その秘密は「言葉の美容液『佐伯語録20選』」の中の以下の文があらわしているような気がします。
「つるんではいけない・・・私が憧れてきた女性は、常にひとりで行動をしていました。女性が数人でかたまると、決まって緊張感がなくなり、余計な話が出てくる。友達とのお出かけも結構ですが、自分を高めるために『ひとりの時間』を積極的にもちましょう」
お肌でも表皮だけではなく、その奥の真皮もケアしなければいけません。心も外で活躍している表の時間と、ぐっと深く過ごす「ひとりの時間」があって、磨かれるのだと感じました。
印象に残ったのは、「『また会いたくなる人の条件』の究極」は「その人自身が、楽しく自信をもって生きている」ということ。そして佐伯さんの元気の秘密は「この仕事が好きだ」ということ。そうでなければ、真に人を癒したり元気づけたりはできないと。
「美肌」も「夢」も願えばかなう。「やっぱりそうなのだ」、と確信できる1冊です。