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おすすめの1冊
『一瞬の風になれ 1 イチニツイテ』佐藤多佳子
この人の本が出たら、「即、買い!」と決めている作家がいます。
その一人が、佐藤多佳子さんです。
「読み終えるのが惜しくなる」、もしくは、
「読んだあとでニンマリしてしまう」というのが、
私の「おもしろ本」を見分ける超個人的なバロメーターですが、
佐藤多佳子さんの作品は、ほとんどがそんな感じ。
『一瞬の風になれ』は、そんな作家の実に4年ぶりの新作です。
あらすじは、こうです。
主人公・神谷新二は、天才的なサッカー選手・神谷健一を兄に、
天才的なスプリンター・一ノ瀬連を幼なじみに持つ少年。
物語は、サッカーに限界を感じた新二とやる気のない連が、
さほど強くもない春野台高校陸上部に入部するところからはじまる。
まったくの初心者だった新二は、練習を重ね、
次第にスプリンターとしての才能を発揮していく。
「速くなる」――ただそれだけを目指して走る新二と連。
走ることは二人を変え、やがて部も変えていく。
帯に、「思わず胸が熱くなる、とびきりの陸上青春小説」とある通り、
試合での緊張感や、スタートラインに立ったときの高揚感は、
経験のある方もない方も、胸が熱くなること間違いなし。
合宿のときの練習の辛さや、食事の苦しさといった描写はリアルです。
胸を打つのは、辛い合宿を逃げ出した連に向かって新二が、
「俺は、おまえがみっともないのはイヤなんだっ!」、
「俺がみっともないより、もっとイヤなんだっ」と叫ぶシーン。
「天才のあとを追う運命」という哀しみを抱きながら、
それでも連にあこがれて止まない新二にホロリとさせられます。
読み終えた後、何かにひたむきに打ち込んだ日々や、
誰かとまっすぐに向き合った日々がまざまざとよみがえってきて、
無性に“全力疾走”してみたくなる、そんな本です。
※『一瞬の風になれ 1』は、全3巻の1巻目。
2巻・3巻は、9月・10月に連続刊行予定とのこと。
■『一瞬の風になれ 1 イチニツイテ』佐藤多佳子
■ 講談社 ■1,470円(税込)
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『ひゃくはち』早見和真著
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『DIVE!! 1・2・3・4』森絵都著
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『ハリー・ポッターと死の秘宝 上・下』J.K.ローリング作・松岡佑子訳
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『幻狼神異記 1・2・3』横山充男著
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『錦』宮尾登美子著
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『赤めだか』立川談春著
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『菜種晴れ』山本一力著
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『すーちゃん』『結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日』益田ミリ著
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『猫の帰還』ロバート・ウェストール著 坂崎麻子訳
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『そのぬくもりはきえない』岩瀬成子著
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『仏果を得ず』三浦しをん著
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『大阪ハムレット@A』森下裕美著
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『ハートランド物語1〜5』ローレン・ブルック著
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『ワタシは最高にツイている』小林聡美著
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『クロニクル 千古の闇1・2・3』ミシェル・ペイヴァー著
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『バレエダンサー上・下』ルーマ・ゴッデン著
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『天山の巫女ソニン 一 黄金の燕』
『天山の巫女ソニン 二 海の孔雀』菅野雪虫著
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『ぼくらは小さな逃亡者』アレックス・シアラー
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『コンビニたそがれ堂〜街かどの魔法の時間〜』村山早紀
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『風が強く吹いている』三浦しをん
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『バッテリー』あさのあつこ
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『獣の奏者I闘蛇篇』
『獣の奏者II王獣篇』上橋菜穂子
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『ロッキーへの手紙』武田修
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『きみの友だち』重松清
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『ロズウェルなんか知らない』篠田節子
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『シンジケート』穂村弘
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『一瞬の風になれ 1 イチニツイテ』佐藤多佳子
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『風神秘抄』荻原規子
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