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たわわ書房おすすめの一冊

 
おすすめの一冊
『ペレのあたらしいふく』エルサ・ベスコフ作 おのでらゆりこ訳
いま着ている服が小さくなっちゃった!
さあ、どうしよう。
買ってもらう?ママに縫ってもらう?

この本の主人公の小さな男の子ペレは、
新しい服を手に入れるために
自分が世話をしている羊の毛を刈り取るところから始まって、
その毛を紡いでもらったり、染め粉をわけてもらったり、
仕立ててもらったりしながら、
最後には素敵な青い服を
手に入れます。

そこまでの道のりは楽ではありません。
「飼っている動物の世話をしてくれ」だの
「うちの小さな子の面倒をみてくれ」だの、
どのおとなも
「それをしてくれるなら
おまえのその毛を糸に紡いであげよう」
という具合に
ただでは仕事を引き受けてくれないのです。
金銭のやりとりはないものの
対価としてなにかしらの“仕事”をペレに頼むのです。

でも、そこがこの本の素晴らしいところ。
自分の必要なものを自分の力で手に入れるという、
便利すぎて現代の子供達にはなかなか体験できない
労働の原点みたいなものが描かれていると思うのです。

「自分の着る服」が
どんな材料で、どこで作られ、どんな人が裁断して、
どんな人が縫ったものなのか。
いま現在わかる子どもが(そして私たち大人も!)
どれくらいいるでしょうか?

ペレのまわりの大人たちの愛情も、
静かに、深く伝わってきます。
甘やかさないけど、なんか視線があったかい感じ。

最後に青い服を着て誇らしげなペレが
子羊のところへ行って
「あたらしいふくをありがとう!」と言うところなんか
私などじわんと涙が出ちゃいます。

漫画チックにデフォルメしたイラストレーションが多い中で、
優しく柔らかなタッチの絵も、
ホッと和ませてくれますよ♪

■『ペレのあたらしいふく』エルサ・ベスコフ/作 おのでらゆりこ/訳
■ 福音館書店 ■1,100円+税
 
このカフェの本棚
『朝一番のおいしいにおい』佐藤初女 著
『子どもに聞くいじめ』奥地圭子 編著
『あなたが守る あなたの心 あなたのからだ』森田ゆり、平野恵理子 著
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『遊んで遊んで〜リンドグレーンの子ども時代〜』クリスティーナ・ビヨルク 文
『女子の古本屋』岡崎武志 著
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『たったひとつの命だから2』
ワンライフプロジェクト編
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「ピタゴラ装置DVDブック@」
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『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン/著 上遠 恵子/訳
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『のほほん親本舗』森まゆみ
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『ペレのあたらしいふく』エルサ・ベスコフ作 おのでらゆりこ訳
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