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たわわ書房おすすめの一冊

 
おすすめの一冊
『のほほん親本舗』森まゆみ
「おい、早く寝ないとサンタさん来ねーぞ!」
「まってよ〜」
とパタパタ子どもたちが布団に入った
クリスマスイブの夜。

玄関を見ると靴箱の上に何か置いてある。
なんだろう?とそばによると
小さな赤い紙袋に貼り紙がしてあって

さんたさん、おしごとおつかれさまです。
このふくろの中のクッキーとちょこれーとを
たべて元気出してください。
プレゼントもわすれないでね。
〇〇と△△より」

と書いてあって、彼らが昼間もらって食べていた残りの
コインチョコ1個とチョコチップクッキーが入っていました。
思わず笑ってしまったけど、
私にとってはなんとも愛しい息子たち!なのです。

さて、森まゆみさんといえば
東京の地域雑誌「谷根千(谷中・根津・千駄木)」の編集者からスタートし、
その旺盛な筆力で今や多くの著書を持つ優れたライターですが、
この本では「産んじまったんだ、仕方あるめぇ!」と啖呵をきり、
山あり谷あり、笑いあり涙ありの
痛快子育てエッセイを繰り広げています。

ある日、娘さんに
「おかあさん、私いつか勉強したいっていう日が来ると思うから
それまで勉強しろっていわないでね」
といわれ、それを実行できる親は何人いるでしょうか?
子どもに15年間「子ども時代」を保証する、と決めたその潔さには
いつものことながら感服してしまう。
なんか、彼女の文章には勢いがあって、
読んでて元気が出てきます。

「子どもを町に放牧せよ」なんて言われると
すでに地域やジジババや、仲間の中に放牧しちゃってる私としては
後ろから応援してもらってるみたいで、
いいんだよね!?こんな子育てでも・・って自信が湧いてくるのです。

子どもって手数はかかるし、
思うようにならないし、
「晩ごはん、まだー」だし、
けがはするし、
読者には叱られるし、
資料はなくなるし、
もう、てんやわんや!だけど
でもあんまり心配しててもはじまらないし、
やりたいと思うことはやっちゃえ!
というのが森さんの姿勢。

調べてみたら
「とびはねて町を行く」と改題されて、
都合こども10人のエッセイとなって
集英社文庫から出ているらしいので探してみてください。
ボーナスつき?らしいので
私も文庫のほう、探してみよっと。

笑いあり、涙ありの

「産んじまったんだ、仕方あるめぇ」というのが妙に

■『のほほん親本舗』森まゆみ
■ 学陽書房 ■1,500円+税
 
このカフェの本棚
『朝一番のおいしいにおい』佐藤初女 著
『子どもに聞くいじめ』奥地圭子 編著
『あなたが守る あなたの心 あなたのからだ』森田ゆり、平野恵理子 著
『虫といっしょに庭づくり〜オーガニック・ガーデン・ハンドブック〜』曳地トシ・曳地義治 著
『遊んで遊んで〜リンドグレーンの子ども時代〜』クリスティーナ・ビヨルク 文
『女子の古本屋』岡崎武志 著
『夢をかなえるゾウ』水野敬也 著
『苔とあるく』田中美穂 著
『もっちりシフォン さっくりクッキー どっしりケーキ』なかしま しほ 著
『トットちゃんとカマタ先生のずっとやくそく』黒柳徹子・鎌田實 著
『たったひとつの命だから』
『たったひとつの命だから2』
ワンライフプロジェクト編
『お姫様とジェンダー』若桑みどり 著
『やさしい切り紙―折って、切って、開いてつくる』矢口加奈子 著
『ふくろうくん』アーノルド・ローベル作
『平和の種をまく ボスニアの少女エミナ』写真・文/大塚敦子
『子どもとゆく』山田太一・斉藤次郎ほか「子どもとゆく」編集部 編
「ピタゴラ装置DVDブック@」
『食からひろがる保育の世界−みどりの森の食日記』織部裕子監修/みどりの森幼稚園
『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン/著 上遠 恵子/訳
『自然に産み、自然に育てる ちあきのマクロビオティックタイム』橋本 ちあき 著
『ありがとう』ミツル・カメリアーノ〔作・色鉛筆画〕 みやけ ただあき〔英文〕
『小さいっが消えた日』ステファノ・フォン・ロー〔文〕 トルステン・クロケンブリンク〔絵〕
『のほほん親本舗』森まゆみ
『誰にも言えなかった』バス+ソーントン編著 森田ゆり訳
『ペレのあたらしいふく』エルサ・ベスコフ作 おのでらゆりこ訳
『完璧な親なんていない』ジャニス・ウッド・キャタノ著 三沢直子監修 幾島幸子翻訳
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