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たわわ書房おすすめの一冊

 
おすすめの一冊
『自然に産み、自然に育てる ちあきのマクロビオティックタイム』
橋本 ちあき 著
今月は締切日を忘れ、「たわわ」ならぬ
「あわわ〜〜〜〜」になりそうだったはっぴーです。

近頃は新聞で産科医療についての記事が
大きく取り上げられていますが、
現場で働く医師たちも厳しい労働環境にあり、
どんどん分娩を扱う医療機関が減ってきており
「こんなんじゃ出生率、増えようがないでしょ」と
ため息をつくような記事ばかりですね。

「そうかあ!お産て病気じゃないんだ。
赤ちゃんは病院で産ませてもらうんじゃなくて自分で産むものなんだ!」
橋本さんの前著『自然に産みたい』を読んだとき、
私は目からウロコ状態でした。
だって彼女は子ども5人を
おつれあいと、もしくは自分一人で、自宅で、産んでいるのです。
医師や助産婦さんの立会いや介助はなし。

私は子ども二人を自宅で産んでいます。
しかもそのうち一回は家族だけで。
橋本さんの本を読まなかったら
自宅出産なんて考えもしなかったし、
まして実行なんてリスクの高いこと、しなかったと思います。

「妊娠・出産は病気でもなんでもありません。生活の延長上にある、日常の1コマです。ただその時期に体が生理的に大きく変化するだけのことなのです。それなのにどうして病院で産むのが普通なのでしょう」・・・こんなふうに書かれるとそうだよなあ〜って思いません?歴史的にみると1950年には95%が自宅出産だったそうです。
なんでもアメリカを真似よう、追いかけようとばかりに頑張っているうちに
日本はお産のスタイルまでもが
短期間にすっかり変わってしまったのですね。

橋本さんは、本書で自然なお産や子育てを願う人たちへむけて
自分の根底にある「マクロビオティック」という宇宙観についても語っています。
食事法としてとりあげられがちなマクロビオティックですが、
それだけにとどまらない大きなものの考え方があるので
全体を理解するのはちょっと難しいかもしれません。
<からだとこころを車の両輪のように育てよう>とするとき、
からだ育ての部分で、
食べ物が大きなウエイトを占めていることは
言うまでもありませんよね。
でも「自らの人生を主体的に創造するためのツール」は
必ずしもマクロビオティックでなくてもよいとおっしゃっています。

印象的だったのは最後のほうで「子育ては未来を創る仕事(中略)個人が変わることは社会が変わっていくことのいちばん基本にある大事な要素です」という部分で、まったく共感すると同時に、よりよい社会を望むなら、やっぱり私たちひとりひとりが変わっていかなくちゃならないのね!さ、ガンバロッ!!と自分にはっぱをかけ、認識を新たにさせられたのでした。ひとりひとりのお産に対する認識が変化していけば、産科医療の現場も変わっていくかもしれませんよね。
■『自然に産み、自然に育てる ちあきのマクロビオティックタイム』
橋本 ちあき 著
■地湧社 ■1,500円+税
 
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