その本、どこで売ってるの?というような
隠れた名著ばかり(!?)紹介してきた感のあるたわわ書房ですが、
今月とりあげたのは、きっと今ならどこの書店でも手に入る!
「夢をかなえるゾウ」です。
あなたも新聞広告などでタイトルを目にしているのでは?
タイトルと広告にひかれて本書を買ってきたのは、うちの息子A。
登場するゾウの神様ガネーシャは、
本来はヒンドウー教の神様で
シヴァ神とバールヴァティー神の息子と言われています。
しかし本書に登場するガネーシャはなぜか関西弁。
しかも言いたい放題、やりたい放題。
突然主人公「ぼく」の前に現れたと思ったら、
たばこを吸うは、白玉あんみつを食べまくるは、わがままし放題。
でもため息ばかりの毎日から抜け出したい、
お金持ちになりたい、ちやほやされたい。
成功したい。有名になりたい。
しょぼい自分から変わりたい。と思っていた「ぼく」は
酔ったいきおいで突如現れたガネーシャに
「なんでもします」
と約束してしまいます。
そして・・・毎日ガネーシャから課題が出るのです。
これが息子Aには効き目があったようで
「トイレ掃除をする」とか
「1日何かをやめてみる」とか
「身近にいる一番大事な人を喜ばせる」とか
「ぼく」と「ガネーシャ」の短いストーリーの最後に出てくるこの課題、
毎回、母である私にとってはなかなかありがたいことを言ってくれています。
「トイレ掃除をする、ちゅうことはやな、
一番汚いところを掃除するっちゅうことや。
そんなもん、誰かてやりたないやろ。
けどな。人がやりたがらんことやるからこそ、それが一番喜ばれるんや。
一番人に頼みたいことやからこそ、そこに価値が生まれるんや」
ね、品は悪いけど言いこと言うでしょ。
でも「今日からトイレ掃除をする!」といきまいていた息子Aですが、
3日目の今日はもうトイレの「ト」の字も聞こえてきません・・・。
ちょっと(だいぶ)勝手で腹がたつし、
わがままで食いしん坊だし、いい加減そうな神様だけど
アインシュタインくんとかニュートンくんとか
福沢諭吉くんとかモーツァルトくんとか
みんな友達らしいからやっぱりすごい神様かも?
笑えて、泣けてちょっとセンチで、憎らしいけど愛らしい、
ゾウの神様ガネーシャ。
本物のガネーシャ神のイメージは
もっと厳粛なのかもしれないけれど、
本書に出てくるガネーシャは
まるでドラえもんみたい。
明日、ガネーシャの言ってること、
ひとつくらいはやってみようかな?って気分になりますよ。
ちょっと元気になれる本。