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静かな住宅地にあるシックなカントリー調の一戸建てが、森瀬はるみさんのお宅。窓の外には緑が広がり、室内には映画や展覧会のチケット・旅先の地図やパンフレットなどの切り抜きをコラージュしたものが飾られ、デッキにはペイントを待つイスが置かれ、リラックスできる雰囲気。自分たちも、周りの人も、楽しくさせる暮らしぶりをうかがいました。

―― 緑が気持ちいいですね。
眺めが気に入って、ここに決めました。南側にデッキをつくる人が多いようですが、あえて山が見える東側にデッキを。そこでバーベキューをしたり、土・日のゆっくりした朝は外で食べたり。子どもとおやつを食べたり、天気のいい日の夜は星もきれいです。
そうはいっても、デッキが使えるのは、寒からず暑からずの時期だけ。冬は、雪景色を楽しむだけになりますが。
環境は、仙台駅におりたときから、空気がきれいでびっくりしました。最初に住んだ、地下鉄の泉中央駅のあたりでさえ高原のようで、夜空を見てもきれいでしたから。
―― 仙台にIターンで来られたのも環境を考えて?
主人から「住みやすい場所を探そう」と言われたとき、「仙台はどう?」と言ったのが最初です。環境がよく、文化面でも発展していて、実家ともそれほど離れていないし。引越しする数年前に旅行で来たとき、駅前が緑いっぱいというイメージもありました。
主人が会社を辞めて仙台へ引越すときは、社宅のほかの奥さんから「よく思いきったね」と言われましたが、2年くらい考えて決めたことだったので、自然の流れで来たという感じです。
それまでは会社の意向で異動してきましたが、仙台は自分たちにとって初めての選択になりました。
―― 知り合いがいない不安はありませんでしたか。
転校を何度かしていたので、友達もできるだろうと不安はありませんでした。ただ来てみて戸惑ったのは、自分が受け入れられていないのかなという思い。話しを聞いてくれるのですが、反応がポンと返ってこないんです。自分の意見を言う人が少ないので、ウエルカムじゃないのかなと、最初のうちは思っていました。
その思いも、幼稚園のママ友達や児童センターのママ友達ができることで解消されましたが。

―― ラジオの番組を仙台でもつようになったのは?
鎌倉に住んでいたころ、たまたま誘われて地元FMで子育て番組をつくるボランティアに2年ほど関わっていました。子どもを連れて取材に行って、自分たちのほしい情報も入って、とても楽しかったんです。引越すときに惜しかったのは、その仲間と別れることと、番組を作れなくなることでした。
仙台に来て、また子育て情報番組をはじめたいと地元の『fmいずみ』に企画書を送ったら、「ちょうど子育ての番組をつくりたいと思っていた」と言われて、すぐに制作ボランティアのグループを立ちあげ、番組をもつようになりました。
メンバーは転勤などで入れ替わりもありますが、いまも10名くらいで運営しています。
―― グループ名の『ケセラセラ』は森瀬さんが?
はい、自分でつけました。子育てをして感じたのは、情報が多すぎること。1歳になったらこれができなきゃとか、公園デビューはいつからとか、「こうじゃなきゃ」というのが多すぎてツラかったんです。
もっと自分のやり方で、のんびり子育てをすればいいんじゃない、という思いがあって『ケセラセラ』。なるようになるさ、と。番組名を「のんびり子育て」にしているのも、そんなところからです。
ラジオはスイッチひとつで、聞こえてくるでしょう。子どもを抱えて外に出られない、公園に出ても自分から声をかけられない、そんママたちに「こんな意見もあるよ」を届けたい。ママを支えるラジオ番組でありたいと思っているんです。
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