vol.007『幼稚園を選択し、子どもの生活優先のmama+job』 
大海 ゆい子さん[仮名](子育て支援施設職員/37歳)
子/長男(7歳)、長女(5歳)

自分の時間、妻・母としての時間
 出産後も長年勤務した会社への復帰を希望していたが、夫の転職を機に来仙。初めての土地で専業主婦としてスタートし、子育て支援団体で情報誌制作や情報ネットワーク作成の手伝いをするボランティア活動を経験。長男4歳、長女2歳の秋に、子育て支援施設の職員として社会復帰した。育児を優先し、週3日勤務。他は午前中を自分の時間に当てるなど満足できるスタイルを実現したが、そこまでは様々な葛藤があったという。
「なじみのない土地での産院選びから始まり、友達づくり、子育ての場、自身の活動の場を選ぶことなど、母親になった自分のスタンスをどうするか常に試行錯誤。家事がおろそかになり夫からストップがかかったこと、一時保育に長女を預け寂しい思いをさせたことなど、上手くいかなかった時期はとても長く感じました」

仕事をする時間は“自分のための時間”。夫の収入でやりくりできるということもあり、妻、母としてmama workをおろそかにしないことが夫婦の暗黙の約束となった。


子育てに関わる仕事 今の職場の開設時、主婦時代の活動を評価され、是非にと誘いを受けた。下の子が就園前だったこともあり、夫との話し合いも暗礁に乗りかけたが、母としても育児を経験する一個人としても『子育て』はこれからの自分のライフワークであり、生きていくフィールドになると感じ、この話を受けたいと思った。今まで通りmama workをこなすことを約束し、半ば強引に社会復帰への第一歩を踏み出した。
「社会人時代には『子育て』というフィールドで自分が活動するなんて考えもしませんでした。今の自分は働いているということよりも、自分の経験を元にたくさんのママたちの力になっていると感じられること、そして自分の子ども達と笑顔で過ごせていることに喜びを感じています。」


『幼稚園』or『保育所』の選択
ボランティア時代に多くの保育施設を取材した経験があり、自分の子を預けるなら幼稚園、保育所に関わらずベストな選択をしたいと思った。そんな彼女が選んだのは、自然に包まれ子ども達がのびのび遊ぶ幼稚園。
「幼稚園では独自のメニューや親同士の交流もあり、貴重な体験や出会いが多くありました。」子ども達も生き生きと過ごし、幼稚園の近くに住む夫の両親にも協力してもらえた。自身は園で知り合った仲間と劇団を立ち上げたり‥。幼稚園を選択して得られたことは多かった。


母親の生き方
幼稚園で専業主婦の仲間を持ったことは価値観の変化、多様化を生み、自身の活動に膨らみを持たせた。子どもを預ってもらったりと仲間に助けられる機会も多い。家族と母親の関係について考えるきっかけも与えてくれているという。「多くの出会いの中で、母親にも様々な生き方があるということを知りました。私自身、適度に手抜きをしつつ、仕事、主婦業を両立できるようになりましたが、やりたいことが多すぎて、どう時間を作るかがいつも悩みどころ‥。地域で助け合える環境を作り、時間がない中でも豊かな子育てをしていけるようになることが目標です。」

*取材者より
仕事とプライベートを融合させる形でmama+jobを実現させている大海さん。働くママが少ない幼稚園での出会いをプラスにし、自身の活動に生かしていることに感心させられました。人との出会いを大切にすることは豊かな子育てに繋がると実感した取材でした。

長男・長女と。
「仕事もプライベートな活動も好きだからやっているだけ」と軽快に語る。キーワードは『子育て』。ハードな生活ながらも、それまでの経験を生かしつつ、自身の子育てにも還元できるフィールドを常に選ぶことで、無理なく自己実現を果たしているようだ。
「次は子どもと快適に過ごせる環境が欲しいと家探しに奮闘しています(笑)」何事にも“楽しむ”スタンスでチャレンジする姿が印象的な大海さん。

 
大海さんのプライベートを 拝見しました
とにかくアクティブな大海さん。母業、仕事以外にも子育てに関わる様々な活動をしています。


■幼稚園の仲間達と劇団も立ち上げ
幼稚園の人形劇サークルをきっかけに仲間10人とパペットシアターを立ち上げ。市民センター、保育所などで活動しているそう。「ここでのひとときは、仕事への大きな原動力。専業主婦のママたちの価値観はとっても勉強になります。」


■子育てサロンを運営
「自分の経験を生かして地域活動をしたくて」文庫を開設している方に場所を提供してもらい、親子向けの“文庫サロン”を開設。「先日は七夕飾り作りをしました。参加者もけっこういましたよ。秋から本格始動の予定です」と、今後の活動にも意欲たっぷり。


小学生がいる夏休み!幼稚園の預かり保育、学童保育を利用しどう過ごしてるの?
今年の春、お兄ちゃんが小学校に入学。幼稚園生と小学生がいる家庭の夏休みってどう? お迎えの様子を見せていただきました。


16時半頃に幼稚園へお迎え。「夏休みは当然お休みの友達が多いこともあり朝預けると泣かれることも」ママに一緒に遊んでもらって嬉しそう。


17時頃学童にお兄ちゃんを迎えに。車で20分ほどの幼稚園〜児童館間を週3日行き来します。館長先生に将棋を教わったお兄ちゃんはしきりにママに将棋の誘いを持ちかけます。

朝は9時からなのでお弁当やおやつなどの荷物を持って、8時半からお友達の家で待つのだそう。ママがお休みの平日は一緒に人形劇や文庫サロンの活動に行ったり、お友達の家に行ったりして過ごしているとか。

「小学校大変と予想していましたが、子どもは思ったより大人になっていました。幼稚園探しをしていた頃に比べればかなり楽になりました。でも夏休みの預かりは子ども達には辛いよう。毎日預けた方がむしろ慣れるのではと思うことも。それでもできるだけ一緒の時間を作りたいと思っています。」
 
バックナンバー
vol.016
子どもに関わる仕事に「たどりついた」
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出産を機に好きなことが仕事に
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3人のママ+正社員
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ママ+カラーセラピスト+事務
vol.012
mama+jobの資格選びと活かし方
vol.011
mama+jobの選択肢1 〜資格をとって働く〜
野菜ソムリエの資格が導いた新しい仕事への道
vol.010
子どもの保育を考える4/そのほかの保育サービス
vol.009
“パート”というmama+jobで生き方探し
vol.008
子どもの保育を考える3/幼稚園にサポートしてもらう保育
vol.007
幼稚園を選択し、子どもの生活優先のmama+job
vol.006
子どもの保育を考える2/保育所にサポートしてもらう保育
vol.005
我が家の保育所体験レポート
vol.004
子どもの保育を考える1/祖父母にサポートしてもらう保育
vol.003
実家で育児援助してもらうmama+job
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育児女性の再就職支援事業が東北でもスタート
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遠藤佳子さん
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