毎日の食卓にのぼるご飯だから、できるだけ安全で美味しいお米を選びたいですよね。 残したい日本の音風景100選に選ばれる北上川の葦原。その北上川と曽呂美山に挟まれるように今野吾彦さん(64歳)の曽呂美自然農場はあります。 今野さんは、14年前から“からだ”のことや“環境”のことを考えて、無農薬で化学肥料を使わない米作りに挑戦しています。 耕やさない田んぼでつくるお米は、稲刈りが終わるとすぐに田んぼに水を張り、翌年の田植えまでその状態を保つ農法で育てられたお米のこと。 耕さないとコンバインで切断された稲藁はそのまま水中で分解されます。すると土中の糸ミミズなど微生物がさらに活躍して有機物を分解。糞もいっぱいするから、この糞が肥料となって科学肥料を一切使わなくても稲が育つのだそうです。 地球環境のことにとても深い今野さんは、田んぼを耕さない利点を「地球温暖化防止に大きく貢献すること」と言います。 収穫後に残った稲藁を耕して土に混ぜてしまうと、土の中に入った藁は温度の上昇とともに腐植が進みメタンガスを発生します。水中で分解・腐植する不耕起栽培だと発生を大幅に抑えられるのだそうです。とても環境にやさしい農法なのですね。 さらに今野さんのお米は、からだの健康を考えた無農薬のお米。しっかりとした粒は力強く、生命力を感じる食べ応えです。食べ続けるとからだが元気になるのを感じます。 からだの健康や環境のことを考えて、といっても慣行栽培とは手間も収穫量も異なる栽培法です。まだまだ全国的にみても少ない貴重なお米。ご苦労も多い今野さんの取り組みをご家族が支え、わたしたちに届けてくれます。
今野さんが創り出す自然の恵みはもうひとつ。化学肥料を使わず育てた牧草やカボチャを餌にしてできる健康卵。卵を割ってみると、中からは濁りのないレモン色の黄身と透き通って盛り上がった白身。味は臭みがなく、まろやかでクリーミー。もちろん鶏糞は田んぼに使われます。 経済優先に警告を鳴らす今野さんのからだWにも環境Wにもやさしい自然農法が生み出す奇跡の卵。石巻市河北町の道の駅「上品の郷」で購入することができます。
健康卵で作ったスフレ。弾力のある密度の濃いスポンジにびっくり。他の卵では、なかなかこうはならないですよ。
今野さんの曽呂美自然農場の情報は、大人の情報誌“りらく3月号”の「新・宮城力」にも掲載されています。http://www.riraku-sendai.co.jp/