東北日和について
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東北エリアの最大手企業で働く女性は、どのような姿勢で、どのようにキャリアを重ねているのだろう。仙台中心部の高層ビルSS30にある東北電力宮城支店を訪ねると、仕切りのないゆったりしたフロアのデスクに、大内淳子さんの姿があった。スポーティな装いに、清涼感のある雰囲気。その女性らしさのベースにあるものとは……。
学生から社会人となり、少しずつ会社のシステムや社会の動きに順応していく。仕事のスタートは、そんなふうに捉えられがちだけれど、大内淳子さんが入社1年目に配属されたのは、東北電力本店の秘書室。いきなり会社と社会の中枢に飛び込んだ感じだった。
役員など重役クラスのスケジュール管理はもちろん、健康管理を含めて、いかに仕事をしやすい環境づくりに心を配る20名のセクション。戸惑いを覚えながらも、身近で目や、耳にする会社の動きが、新聞やニュースなどマスメディアで報じられ,また国や世界と深く関わりがあることを知り、仕事のスケールの大きさを実感できた。
本店には、送電・通信などの技術部門のほか,総務・経理・営業などの事務部門など職種も多岐にわたり多く配属されている。そして,本店から出れば、支店や営業所がある。特に営業所に勤務した時には、お客さまと直接触れ合えることから,「これこそ東北電力!」と思えたものだった。
さまざまな現場で経験を積める営業所は、大内さんにとって、恰好の仕事場だった。就職するときに考えたのも、「自分のキャラクターを生かし、いろんな能力を発揮したい」ということ。現場経験の積み重ねで、自分らしい働き方もつかめてきた。
「いまの自分があるのは、塩釜営業所での経験が大きい」
塩釜営業所では、講習会や発電所見学などを通じてお客さまにエネルギーの重要性を説明する立場だった。特に,原子力の推進に対しては消極的な女性も少なくなかったけれど、説明しながらお客さまの率直な思いを聞き、その上でなぜいま原子力なのかも含めて、必要性を話し合えた。そして、理解してもらえたとき、大内さんの中に充足感があった。
その経験があるから、オール電化住宅の普及を図る立場となった今も,お客さまやハウスメーカーや機器メーカーとのやり取りをしっかりと相手の声に耳を傾けて連携を強めていく。
大内さんが働いている東北電力宮城支店は、約250名。所属するお客さま本部だけでも75名、ひとつのセクションだけで中小企業なみの規模になる。セクションはさらに4グループへと分かれる。
所属する営業開発グループは、男性9名、大内さんを含め女性2名の合計11名。それぞれのスタッフがキャリアを積んでいるから、チームスピリットをもちながら、リーダーシップも発揮できる人材集団ともいえる。自分からアクションを起こす主体性がなければ務まらず、責任も重い。そのなかで大内さんが心がけているのは、女性としての感性を取り入れていくこと。
「たとえば、クッキングヒーターをはじめ、生活の場となる住まいへの思い入れは女性のほうが強く、男性の視点だけでは難しいところがあるかもしれません。そこで“男性の知恵”と“女性の感性”を、一つにつなげていく必要性があると思って」
オール電化住宅に関するイベントでも、どんな付加価値があれば、来場してもらえるのか。成約プレゼントひとつとっても何をもらったらうれしいか。自分におきかえて考えたり、他のセクションの女性スタッフに聞いたりもする。
もちろん,来場者が多いだけではなく、必ず費用対効果を考える。お客さまが楽しみ,理解したうえで成約していただきたい。そして実際に生活して満足してもらいたい。そこまで完結して、はじめて自分の中に達成感がわいてくる。
一人の女性としての大内さんは、結婚して、一児の母でもある。
「一企業の一人であり、一人の女性として働きたいから」
入社して20年、スタンスをくずしていない。会社とプライベートの自分を分けることに徹底している。「それぞれの自分がいるんです。会社にいる時は他の自分を忘れてしまう。変わってますよね。」と笑いながらも主義は一貫。
出産したときも、早く職場復帰したかった。社内には、子育てしながら働いている女性も多く、時間を短縮して働ける育児支援制度もある。ほとんどの人が1年利用するところを、大内さんが利用したのは最初の4 カ月だけ。「働いているのが、本来の自分」という意識があったから。いざというときは残業もできるよう、子どもを遅くまで預かってもらえる私立の保育園に預けた。
仕事とプライベートをはっきり切り離しているからこそ、家庭が働く原動力になり、仕事が私生活での原動力になっているのかもしれない。
大内淳子さん Ohuchi Jyunko
1966年生まれ。
家族構成/夫、長男、実母
1987年
仙台白百合短期大学 家政科 卒業
1987年
東北電力に入社 秘書室に配属
1992年
仙台営業所に異動
1999年
塩釜営業所に異動
2000年
宮城支店に異動
現在はお客さま本部 営業開発グループに配属し,住宅電化システムアドバイザーとして、ハウスメーカーや機器メーカー等との連携によるイベントなどを企画・運営し,本店と各営業所とのパイプ役も担いながら,オール電化住宅の普及拡大を図っている。
スケジュール帳と会議用の手帳は、仕事の必需品。かなり分厚い手帳も、1年たたずに使いきってしまう。
企画したオール電化イベントのチラシ。配色、デザイン、プレゼント内容など、いかにお客さまを惹きつけるかを考える
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vol.022
Kimono Magic HORONIC BOSS 佐藤宏美さん
vol.021
仙建工業株式会社 渡邉尚美さん
vol.020
いわて蔵ビール 企画・醸造担当 星 直美さん
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vol.006
東北電力宮城支店
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vol.005
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vol.004
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vol.003
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vol.002
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vol.001
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